決算発表シーズン、ウォッチしている銘柄の決算短信PDFを開いて、サマリーを読んで、前年比を電卓で確認して——という作業を毎回やっていませんか。私はやめました。TDnetの新着開示を自動取得し、決算短信PDFをAI(Claude)に読ませて、分析レポートを毎日17:30に自動生成するパイプラインを自宅PCに組んだからです。
本記事はその仕組みの全体像と、実際に何が出力されるかの紹介です。
できること
・ウォッチリスト銘柄の新着「決算短信」を毎日自動チェック
・PDFから業績数値・定性情報を抽出し、AIが構造化レポートを生成
・売上/営業利益/純利益の前年比表、通期進捗、リスク要因、要確認度(高/中/低)まで自動で整理
・人間がやるのは「レポートを読む」ことだけ
・ウォッチリスト銘柄の新着「決算短信」を毎日自動チェック
・PDFから業績数値・定性情報を抽出し、AIが構造化レポートを生成
・売上/営業利益/純利益の前年比表、通期進捗、リスク要因、要確認度(高/中/低)まで自動で整理
・人間がやるのは「レポートを読む」ことだけ
仕組みの全体像
📡 ① TDnet 適時開示の取得(Webデータサービス経由でウォッチリスト銘柄の新着を監視)
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📄 ② 「決算短信」だけをフィルタ(タイトル正規表現+既読管理で重複防止)
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🔍 ③ PDFテキスト抽出(サマリー+定性情報の冒頭12ページ)
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🤖 ④ Claude APIで分析(構成を固定したシステムプロンプトで毎回同じフォーマットに)
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📝 ⑤ Markdownレポート保存(毎日17:30、タスクスケジューラで全自動実行)
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📄 ② 「決算短信」だけをフィルタ(タイトル正規表現+既読管理で重複防止)
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🔍 ③ PDFテキスト抽出(サマリー+定性情報の冒頭12ページ)
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🤖 ④ Claude APIで分析(構成を固定したシステムプロンプトで毎回同じフォーマットに)
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📝 ⑤ Markdownレポート保存(毎日17:30、タスクスケジューラで全自動実行)
AIに渡している「分析の型」
ポイントは、AIに自由に書かせないこと。システムプロンプトで構成を固定しています。
| セクション | 内容 |
|---|---|
| 1. サマリー | 3行以内の要約 |
| 2. 業績ハイライト | 売上高/営業利益/経常利益/純利益の実績と前年同期比(表形式) |
| 3. 通期予想と進捗 | 会社予想に対する進捗率、上方/下方修正の有無 |
| 4. 定性面の注目点 | 経営環境、セグメント動向、特記事項 |
| 5. リスク要因 | 短信に記載されたリスクの抽出 |
| 6. 要確認度 | 「高 / 中 / 低」の3段階と理由。これは業績や定性情報の”変化の大きさ・人が確認すべき度合い”を示すもので、好材料・悪材料の判定や売買サインではありません |
さらに重要な制約を2つ課しています。
# 制約 - 数値は短信に記載のものだけを使い、推測で補わない。 読み取れない場合は「記載なし」と書く - 主要な数値・記述には、根拠となった短信の該当箇所 (セクション名やページ番号)を併記する - 売買の推奨(買い/売り)は書かない。事実と分析に徹する - これは投資助言ではなく情報提供である前提で書く
LLMは数値を「それっぽく」補完してしまうことがあるため、「記載なし」と書かせる逃げ道を明示的に与えるのがハルシネーション対策として効きます。また売買推奨を書かせないのは、投資助言・代理業の規制(金商法)に踏み込まないための設計です。
運用コストと所要時間
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 初期構築 | Python スクリプト1本+タスクスケジューラ登録(半日あれば組める) |
| ランニング費用 | Claude API利用料のみ。1短信あたり数円〜十数円程度 |
| 1日の手間 | ゼロ。17:30に自動実行され、新着がなければ何もしない |
| レポート閲覧 | Markdownファイルが日付付きで蓄積。あとで銘柄横断の振り返りも可能 |
使ってみて分かったこと
- 読む前にざっとふるいにかけられるのが、自分にとっては一番の使いどころ。要確認度・低のレポートは斜め読みで済み、高のものだけ原文の短信に当たればいい(最終確認は必ず原文で)
- 決算発表が集中する日(四半期末翌月)ほど効く。1日に複数銘柄が出ても全部同じ品質で処理される
- 定性情報(セグメント動向や経営環境の変化)の要約はAIが特に得意な領域で、数字より先に「何が変わったか」が掴める
免責事項:本仕組みが出力するレポートはAIによる自動分析であり、投資助言ではありません。内容の正確性は保証されず、投資判断はご自身の責任で行ってください。重要な数値・事実は必ず原文の決算短信でご確認ください。
【仕事の依頼】この仕組み、あなたの環境にも組みます
当ラボでは、この決算分析パイプラインのような「AIを使った業務自動化」の構築を有償で承っています。
- 決算分析レポートの導入:ウォッチリストのカスタマイズ、社内向けフォーマット調整、メール/Slack配信対応
- M365 Copilot 企業向け説明会:最新動向のキャッチアップ、ライセンス構成の壁打ち(詳細はこちらの記事)
- その他のAI自動化:定型レポート生成、文書処理、画像生成パイプラインなど
下のフォームからお気軽にご相談ください。内容・規模に応じてお見積りします。
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